蕗谷虹児記念館

蕗谷虹児記念館
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蕗谷虹児(ふきやこうじ)
大正から昭和にかけて、少女雑誌などで人気を博した挿絵画家・蕗谷虹児(1898-1979/新潟県生まれ)。14歳で日本画家を目指して上京しますが、竹久夢二(たけひさゆめじ)の知遇を得て21歳で『少女画報(しょうじょがほう)』に口絵を描いてデビューすると、新聞連載小説の挿絵、『令女界(れいじょかい)』の表紙絵のほか、愛唱歌となった「花嫁人形(はなよめにんぎょう)」の詩や書籍の装幀などを手がけ、瞬く間に花形作家となります。1925年には、本格的に絵を学ぶため、渡仏し、エコール・ド・パリの画家としてサロンで入選を重ねました。1929年に帰国すると、再び少女雑誌各誌に洗練された線描と多彩な作風を駆使したモダンで抒情的な女性像などを描いて、その人気は絶頂を迎えます。戦後は、世界名作童話集全集や『いっすんぼうし』『人魚姫(にんぎょひめ)』などの絵本の挿絵を数多く手がけ、晩年は、個展を通して優美な少女像を描いた絵画を発表し、長年にわたって多くの人々を魅了しました。

出典:-魅惑のモダニスト-蕗谷虹児展

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また日本のアニメーション草創期に、東映動画(現 東映アニメーション)設立に関わり、日本アニメの第一人者「手塚治虫」や、アカデミー名誉賞などを受賞した日本アニメの巨匠「宮崎駿」たちにも影響を与えました。晩年の代表作「花嫁(はなよめ)」は記念切手にもなり、結婚式の案内状とし大変多くの方から親しまれ、歴代一位の販売枚数を記録。その功績を称え、2014年に東京駅前に開館した「郵政博物館」の開館記念特別展として、蕗谷虹児展が開催されました。

その蕗谷の原画や遺品などを展示する蕗谷虹児記念館は、1987年に開館。
ロシア正教会風の建物は、1998年に国の公共建築百選に選ばれている。


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◇所在地/新潟県新発田市中央町4-11- 7
◇電話 FAX/0254-23- 1013
◇開館時間/午前9時から午後5時
(入館は午後4時30分まで)
◇休館日/月曜日(祝日の場合翌日)、12月29日~1月3日
◇入館料/大人500円、団体(高・中・小学生含む20名以上)400円、
高校生200円、小・中学生100円
◇公共交通機関/JR新発田(しばた)駅から徒歩で約15分、バスで約5分(郵便局前バス停下車徒歩2分)
◇駐車場/市図書館裏利用




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